ステーブルコインUSDCを発行するサークル・インターネット・グループは、予定していた新規株式公開(IPO)の規模を再び引き上げ、10億5000万ドルの調達を目指している。株価は当初の想定レンジを上回る水準で設定された。
サークルは6月4日、ニューヨーク証券取引所への上場に際し、1株あたり31ドルで3400万株を公開する方針を発表した。上場は6月5日に予定されている。
当初、サークルは1株あたり27〜28ドルの価格で3200万株を提供する計画だったが、これはさらに前の2400万株(1株あたり24〜26ドル)からも引き上げられていた。
またサークルは、引受業者に対して追加で510万株を購入できる30日間のオプションも提供している。
米証券取引委員会(SEC)への6月2日の提出書類によると、今回のIPOにより、サークルの発行済株式総数は2億2000万株以上となり、評価額はおよそ69億ドルに達する。
会社側は、株主への配当を行う計画は現時点でなく、「今後の収益や手元資金はすべて、事業開発および拡大のために充当する」としている。
資産運用大手のブラックロックは、上場時にサークル株式の最低10%を取得する意向を示していると報じられている。
サークルは、株価を27ドルに設定していた以前の想定では純収益3億1900万ドルであり、税務関連の支払い1億1100万ドルを含むさまざまな用途に使う計画だ。具体的には、新製品開発、事業拡大、将来的な買収に向けた投資が挙げられている。
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3度目の上場挑戦となるサークル
サークルは、4月1日にSECへIPO申請を行ったが、翌2日にドナルド・トランプ大統領が発表した関税措置により世界市場が動揺し、IPO計画は一時中断された。
同社は2021年にもアイルランドの持株会社との合併による上場を目指していたが、この案件も実現には至らなかった。
今回の上場規模拡大は、仮想通貨関連企業のIPOが活発化する中での動きでもある。仮想通貨および株式取引プラットフォームのeToroも5月のIPOを5億ドルから6億2000万ドルに引き上げている。
他の仮想通貨関連企業でも上場を検討する動きが出ている。仮想通貨取引所クラーケンは、今年中の上場を視野に入れているとされる。
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